建機大手、低迷から完全復活。コマツは10年ぶり過去最高へ

買収した鉱山機械の子会社などが貢献

 建設機械大手4社の2017年4―9月期連結決算が1日までに出そろい、全社が18年3月期連結業績予想を上方修正した。世界各地で建機需要が伸びているのに加え、コマツと日立建機は鉱山機械分野の企業を子会社化したことで収益を拡大している。神戸製鋼所(建機部門)も経常損益を黒字化した。為替が円安傾向の事業環境もあり、低迷から完全に抜け出した。

 中国をはじめ各市場が活況で、各社とも業績を大きく伸ばしている。コマツは18年3月期売上高が10年ぶりに過去最高になる見通し。けん引役は傘下に収めた鉱山機械メーカーの米コマツマイニング(KMC)で、売上高を前期に比べて2910億円押し上げる。営業利益もKMC買収による一時費用を織り込んだ当初の減益予想から一転して増益を見込む。需要の回復に伴って、「日本と中国の工場はフル稼働」(大橋徹二コマツ社長)という。

 日立建機もコマツと同様に、鉱山機械分野の子会社2社が加わったことで、18年3月期売上高が前期に比べて2割弱増える見通し。

 また、神鋼は建機部門の売上高を前回公表比で50億円増の3400億円、経常損益を同20億円増の120億円にそれぞれ上方修正した。

 住友重機械工業も同部門の売上高を同200億円増の2530億円、営業利益も同40億円増の130億円に修正した。現在の為替レートであれば、各社とも一段と業績を伸ばしそうだ。
                  

明 豊

明 豊
11月02日
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コマツがジョイ・グローバル(現コマツマイニング)を買収した時、マーケットでは懐疑的な見方も多かった。大橋社長は「市場やメディアから何と言われようと、経営者は10年先を見据え決断している」と話す。ジョイのサービス網も高く評価していた。10年よりかなり前に効果が出てきているようだ。

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