ツイッターもAIスタートアップ買収、ハーバード大発のウェットラボ

ツイートのビッグデータ解析効率化が狙い?

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 米ツイッターが人工知能(AI)関連のスタートアップ企業、米ウェットラボ(Whetlab)を買収したとツイッターを通じて発表した。買収額などの詳細は明らかにされていない。ウェットラボはAIの一種である機械学習の研究開発を行っている大学発ベンチャー。機械学習の技術を使えば、大量のデータを解析し、パターンを検出したり、次に何が起こるか、あるいはどういう行動を起こすべきかといった予測を立てたりするのに役立つ。

 ウェットラボはハーバード大学やカナダ・トロント大学の教員ら5人によって設立され、ハーバード大学のあるマサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く。

同社の技術を使えば、これまで何人ものデータサイエンティストが行っていた作業に比べ、短い時間で効率的にビッグデータの解析が行える可能性がある。ツイッターとしては今回の買収によって、ユーザーがどういった意味内容の文章をなぜツイートしたのか解析し、ターゲット広告やリコメンデーションに役立てる狙いがあるものとみられる。

 ウェットラボは自社のウェブサイトに今回の買収について、「ツイッターはインターネット上のオープンなコミュニケーションのプラットフォームであり、我々はウェットラボの技術がツイッターの機械学習の取り組みを加速させ、非常に大きなインパクトを与えることができると信じている」とコメントを載せている。

 AI関連の企業買収では、グーグルによる英ディープマインドや、フェイスブックによる自然言語処理の米Wit.aiなど、大手IT企業による買収案件がこのところ目立っている。

ニュースイッチオリジナル

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藤元正
モノづくり日本会議実行委員会

ツイッターでは先週、ディック・コストロCEOが辞任を発表したばかり。共同創業者のジャック・ドーシー氏が暫定CEOに就任している。今回の買収は株価対策というわけではないだろうが、同社を巡って悪いニュースが相次ぐ中、流れを反転できるか。

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