京大発のEVベンチャー、ボッシュも巻き込み世界見据える

GLM、制御ユニットなど開発

GLMの開発拠点でVCUの適合試験を行う両社のエンジニア

 京都大学発電気自動車(EV)ベンチャーのGLMは20日、独ロバート・ボッシュと提携し、EV用車両制御ユニット(VCU)を共同開発すると発表した。GLMは2019年に量産するEVスーパーカー「GLM G4」にボッシュ製VCUを搭載するほか他社製車両への販売も計画する。両社が協業するのは今回が初めて。  GLMはボッシュ子会社で少量生産車向けのエンジニアリング事業を展開するボッシュエンジニアリングとVCUを共同開発する。  VCUはバッテリーマネジメントシステム、モーターを駆動するパワードライブユニット、インバーターなど複数のEV基幹部品を統合制御できるのが特徴。  これまで各部品ごとに搭載する必要があった電子制御ユニット(ECU)の数を大幅に削減できるため車体の軽量化や省スペース化につながる。すでに試作機の開発は終了しており、試作機をプラットフォーム(車台)に搭載した性能試験を8月上旬まで行う。  GLMは4月にGLM G4のコンセプトモデルを公開した。4ドア4人乗りの四輪駆動スーパーカーで発売時の価格は4000万円を想定、日本や欧州、新興国市場に投入する。  ボッシュのエンジニアリング力を生かしたVCUを搭載し、EVスーパーカーの量産に弾みをつける。両社は16年春から協業に向けた検討を進めていた。今後は自動運転などVCUの開発以外の領域でも協業関係を拡大していく。

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