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ウコンも配合、これで低糖質の「沖縄そば」が食べられる

 三倉食品(沖縄県西原町、佐久間健治社長)は、沖縄そば風に食べられる「沖縄低糖質麺」を開発した。同社の従来品に比べて糖質を約30%低減した。小麦粉を原料とし、難消化性でんぷんとウコンを配合した。1食100グラム入り192円(消費税抜き)。年500万円の売り上げを見込む。

 沖縄低糖質麺は半生で、汁物のほか、焼きそば、ざるそばとしても食べられる。同社は沖縄そばのメーカー。県内で生活習慣病関連の患者が多いことや全国的に健康関連市場が拡大していることから開発した。

 今後は老人ホームや病院などに販路を開拓する。冷凍めんによる県外・海外への展開も視野に入れる。国の地域資源活用事業の認定を受けており、開発には中小企業基盤整備機構のハンズオン支援を活用した。
日刊工業新聞2017年7月14日
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
「沖縄そば」は、そば粉を使わないので「そば」ではありませんが、地域固有の食品として「沖縄そば」を名乗れます。そして、この記事のめんは、原料が100%小麦粉ではないので「沖縄そば」ではありませんが、「沖縄そば」のように食べることをイメージしてつくられています。

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