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「風神雷神図屏風」を複合現実で鑑賞

博報堂と京都・建仁寺が連携しコンテンツ
 体験型の文化財鑑賞を最先端の複合現実(MR)技術で実現―。博報堂が京都最古の禅寺・建仁寺と組み、同寺所蔵の国宝「風神雷神図屏風(びょうぶ)」を、MR用ゴーグル端末「ホロレンズ」を装着し鑑賞できるコンテンツ製作を始めた。早ければ2017年中に完成し、建仁寺や京都国立博物館などで一般公開する。

 博報堂と博報堂プロダクツ(東京都江東区)との共同プロジェクトの一環。屏風の前に躍動感のある3Dグラフィック(イメージ)が表れ、時代背景や関連作品などを分かりやすく説明できる。プロジェクトを統括する博報堂の須田和博氏は「デジタル世代に本物を見る機会を提供できれば」と意気込んでいる。
日刊工業新聞2017年7月6日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
マイクロソフトが技術協力するという。MSは一般消費者向けのゴーグル型端末を年末に北米で投入する。端末メーカーの台湾エイサーがコントローラーとセットで399ドルで売り出す。日本での発売は未定だが、今回はそのプロモーション、マーケティングの一環?

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