レゴよりもトトロと名古屋城頼み?

テーマパーク、ブランド力で明暗

天守閣の木造復元計画が浮上した名古屋城

 愛知県は2005年日本国際博覧会(愛知万博)の記念公園(愛知県長久手市)に、映画『となりのトトロ』のテーマパークを造ることで同映画を制作したスタジオジブリ(東京都小金井市)と基本合意した。  両者には、映画に登場する『サツキとメイの家』が愛知万博の人気パビリオンとなった縁がある。サツキとメイの家は現存し今も人気だ。県の万博記念イベントにジブリが協力し、関係は続いた。ジブリブランドの誘致成功には信頼関係があった。  かたや注目を集めて4月に名古屋市港区に開業したテーマパーク「レゴランド・ジャパン」は苦戦している。隣接する飲食店街では「来客が少ない」と早くも撤退する店も。レゴランドも格安チケットの追加発売など巻き返しを図る。  名古屋市は名古屋港エリア再開発の起爆剤として世界ブランド「レゴ」を誘致し、レゴランドに敷地を貸した。しかし成否の行方は不透明だ。集客を増やすには周辺施設を含めた連携を深める必要があるだろう。  名古屋市は観光振興の目玉として、約500億円をかけて名古屋城を木造化する計画だ。河村たかし市長は「名古屋城はブランド」と強調する。ブランドありきでなく、信頼関係ありきの事業化を願う。

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