日産に炭素繊維強化プラスチック部品を供給する「鉄工所」

栗本鉄工所、加工装置・リサイクルなど提案

CFRP製自動車部品研究用の試作品(写真)

 栗本鉄工所は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製自動車部品研究用の試作品を日産自動車に納入した。他の完成車メーカーや部品メーカーにも提案する。今後、加工装置だけでなく搬送の自動化、材料リサイクルなど成形工程の技術を総合的に提案。部品と成形装置販売で、2020年度に売上高30億円を目指す。  16年に湖東工場(滋賀県東近江市)内に開設したCFRP開発拠点「クリモトコンポジットセンター」で部品を試作する。同拠点には熱可塑性樹脂と炭素繊維を混練して押し出した材料をプレス成形する「Carbon―LFTDシステム」と、金型内に炭素繊維シートを配置して樹脂を注入・含浸し硬化させる「ハイサイクルRTMシステム」を設置する。  日産自動車に納めた試作品はフロアパネルの研究開発向け。Carbon―LFTDシステムで成形した。従来に比べ成形時間の短縮やコスト低減が可能。今後は部品試作を他社にも提案する。  Carbon―LFTDシステムは端材の破砕などリサイクルも含めたトータルシステムとして提案する。ハイサイクルRTMシステムは裁断機やプレス機を追加。炭素繊維シートの裁断や積層、形成といった前工程を含む一連の成形システムを提供する方針だ。

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