スバルの全車種に搭載、「焼結カムシャフト」メーカー大忙し

日本ピストンリング、生産能力を25%増強

日本ピストンリングの製品群(公式ページうより)

 日本ピストンリングは、栃木工場(栃木県野木町)における焼結カムシャフトの生産能力を2017年度に15年度比約25%増強する。主力納入先である富士重工業の生産が好調なため。総投資額は明らかにしていない。効率的な作業を可能にした新たな焼結炉を導入。炉内をいくつかの空間に分け、柔軟な生産に対応する。  従来はカムシャフトの種類に応じた専用炉があり、しかも分散して配置されていたため、作業が非効率になる場合があった。  このため、ひとつの焼結炉の炉内をいくつかの部屋に分けることで、複数種類のカムシャフトの焼結ができるようにした。新しい焼結炉の導入を機に、最終工程まで1本の動線でつながるようにレイアウトも変更。供給量の増減に応じた生産ができるようになった。  焼結カムシャフトはエンジンの構成部品の一つ。金属パイプに、金属の粉を焼き固めて作った「カムロブ」というエンジンバルブの開閉を担う部分を取り付ける。  鋳鉄で作られたカムシャフトに比べて軽く、焼き固めて作るため組成が強固になって耐久性も高い。エンジンに納める形とほぼ同じ形状に作るため、鋳鉄製で必須の後加工がほとんど必要ない利点もある。

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