パナソニックが欧州でリチウムイオン電池工場新設へ

世界の自動車、電動化の勢いとどまらず

車載用リチウムイオン電池の需要は伸びる見通し

 パナソニックは2022年までに、車載用リチウムイオン電池の新工場を欧州に新設する方針を明らかにした。同社は現在、米国と中国それぞれで電池工場を建設中。両工場の総投資額は2000億円前後と設備投資負担もあるが、旺盛な需要が見込めるとしてさらなる新設に踏み切る。  年までの中長期計画に、欧州での電池工場新設を盛り込んだ。米国などでの工場立ち上げ作業が落ち着く17年2月以降に、建設する国や生産能力などを含めた詳細な計画の立案に着手する。  欧州系はじめ自動車メーカーが相次ぎ、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動化車両を重視している。パナソニックは年内に米ネバダ州で、17年2月に中国・大連市で電池工場を立ち上げるほか、国内工場の増強も進めている。それでも需要が生産能力を上回る見通しだ。新工場の投資額は数百億円規模とみられる。  電動化車両の17年世界生産台数予測は450万台で、22年には約1900万台に高まる見込み。22年には世界の自動車生産の2割弱を占める計算だ。  パナソニックは車載用リチウムイオン電池で世界首位。韓国サムスンや同LGとの競争が激化している。両社は東欧に新工場を設け、17―18年にかけて立ち上げる計画を打ち出しており、パナソニックも工場新設で対抗する。

続きを読む

特集