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暑い寒いでケンカしない!パナソニック、温度が異なる風を同時に作るルームエアコン

 パナソニックは異なる二つの温度の風を同時に作るルームエアコン「エオリアWXシリーズ/Xシリーズ=写真」17機種を10月下旬より順次発売する。2000年に生産を終えた「エオリアブランド」を16年ぶりに復活させ、今後は下位モデルも増やす。市場想定価格は25万―42万円前後(消費税抜き)。月産2万7000台を計画。

 二つの異なる温度の風をつくる熱交換器を新たに搭載した。熱交換器を流れる冷媒の圧力を変化させ、暖房時で最大約10度Cの温度差の風をつくれる。四つのルーバーで風を吹き分け、各個人の快適性に応じて温度を届ける。

 微粒子イオン「ナノイー」の発生量が従来機より10倍多い新型デバイス「ナノイーX」も搭載する。

 今夏は7月上旬の猛暑の影響でエアコン出荷台数は好調に伸びた。だが7月下旬以降は西日本では猛暑日が続いたものの、東日本では天候が悪化。その影響でパナソニックの4―9月エアコン出荷台数は前年同期と同水準にとどまる見通し。
日刊工業新聞2016年9月5日 電機・電子部品・情報・通信面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
最近のエアコンは性能がものすごく上がっていますが、個々人の感じる適温が違うという問題はなかなか難しいもの。温度の違う風によって体感でどのくらい快適さが変わるのか、気になります。

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