体育館や公民館でもプライバシーを守ります

ファスナーを応用した避難所ブースを中小企業が製品化

ブースはファスナーで連結できる

 協和チャック工業(大阪市鶴見区、高井文晶社長)は、災害時に屋内避難所で使用できる避難所ブースを開発した。紙管やポリエチレンシートなどを組み合わせて使用する。持ち運びやすく、ファスナーを閉めることで隙間のないプライベート空間が作れる。価格は4ブースで14万―15万円程度。自治体向けに9月に発売する。初年度1000万円、2―3年後に5000万円の売り上げを目指す。  ブースの大きさは1・8メートル角で高さ2・3メートル、重量は約15キログラム。直径約3センチ×長さ180センチメートルの紙管をジョイントパーツでつないで骨格とし、防炎性に優れ軽い高密度ポリエチレン不織布の周囲にファスナーをめぐらせ、不織布同士をつなぐ。持ち運びが簡単で約10分で組み立てられる。  ファスナーを閉めるだけで隙間のないプライベート空間を確保でき、避難所での避難者のストレス軽減につながる。ブース同士をチャックでつなげば、より広い空間を作ることも可能。従来のカーテンなどによる間仕切りは、隙間から中が見えるためプライバシーを守ることが難しく、避難者のストレスが問題となっていた。  協和チャック工業は国内縫製業向けにファスナーの輸入販売を手がけるが、市場が縮小傾向にあるため、BツーC(対消費者)分野での自社製品を模索していた。

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