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クレヨン、水彩絵の具で塗れるコップ―東京・多摩の中小企業が開発 

クレヨン、水彩絵の具で塗れるコップ―東京・多摩の中小企業が開発 

重さは約30グラムと軽量

**クレヨン・水彩絵の具でお絵かきできるコップ−三幸電機製作所が発売
【立川】三幸電機製作所(東京都武蔵村山市、近藤伸二社長、042・560・9405)は、クレヨンや水彩絵の具などで絵が描けるコップ「お絵かきできるコップ」を発売した。紙を主原料にしたプラスチックとの複合素材を使い、水溶性のインクを使って絵を描けるようにした。消費税込み価格は1個300円。年間1万個の販売を目指す。

 お絵かきできるコップは約30グラムと軽量のため、子どもでも手に持ったまま絵を描くことができる。マイナス50度―プラス130度Cの耐熱仕様で、電子レンジでも使用可能。素材には紙パウダー51%とプラスチック49%の混合材料を使用し、燃やしてもダイオキシンが発生しないことから可燃物として処理できる。

 カラーバリエーションはピンクやブルー、レッドなど9色を用意した。企業のノベルティー商品のほか、保育園や幼稚園などでの利用を見込む。
日刊工業新聞2016年6月24日 中小企業・地域経済1面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
飲み物の器といえばガラス、陶器、磁器、プラスチックを思い浮かべますが、複合素材にすることで新たな機能が生まれました。耐熱性も備え、実用性もあります。

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