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ハブ革小物を産地ブランド化、生息地域で異なる模様を生かす

yu―i FACTORY(沖縄県南風原町)が拡販目指す
ハブ革小物を産地ブランド化、生息地域で異なる模様を生かす

久米島産ハブ革を使った小物

 yu―i FACTORY(ユーイファクトリー、沖縄県南風原町)は、沖縄・久米島のハブを使った革小物製品の産地ブランド化を進める。ハブの革の模様が生息地ごとに異なる特徴を生かし、地域性を打ち出す。沖縄県久米島町と協定を結び、駆除・回収されたハブの提供を受け、革小物製品を製造販売する。市場調査を進め、沖縄のブランド力を活用して県外に販路を拡大する。

 yu―i FACTORYは久米島産ハブの革を素材にした財布や名刺入れ、小銭入れ、キーホルダーなどの製品を発売した。これまでは主に沖縄本島産ハブで製品を製造販売していた。

 久米島産は革の中ほどに模様が集中するという特徴がある。本島産は模様が全体に分散している。模様の違いで捕獲地を特定できるため、産地を前面に出して販売展開し、地域貢献や地域連携にもつなげる。

 ハブは有毒で駆除対象。ヘビ革のような素材として有効活用するために、同社が革のなめし技術を約10年前に開発した。さばいてから革として使えるようになるまで処理に約2カ月かかるという。現在は年間2000―2500匹を処理できる体制を整えた。骨もキーホルダーなどに利用している。

 従来製品は南風原町内の自社店舗のほか、県内の土産物店やホテルなどで販売している。幸地代表は「ハブ革加工を伝統工芸品の位置付けにまで持って行きたい」としている。
日刊工業新聞2016年6月24日 中小企業・地域経済2面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
ハブの模様は、琉球絣(かすり)の柄のモチーフになったとされているとか。ハブ革と絣のコラボ商品も検討しているそう。革に着色すると、また違ったイメージになっておしゃれだそうです。 yu-i FACTORYの自社製品の展開にはもちろん期待ですが、有名ブランドにハブ革が採用されるなどすれば、そこからの展開も楽しみです。

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