エリーパワー、大型蓄電池に進出!次は自動車向け?

次世代電力網用を出荷。総合蓄電池メーカーへ転身

NITEの大型蓄電池システム試験評価施設の電池盤

 エリーパワー(東京都品川区)は、大型蓄電池事業に進出した。製品評価技術基盤機構(NITE)が大阪市住之江区に新設した蓄電池評価センターの電源として初号機が採用された。同社は住宅用蓄電池の大手。大型蓄電池を品ぞろえし、再生可能エネルギーの導入を支え、地域の電力需給を調整するスマートグリッド(次世代電力網)用途での受注を狙う。  NITEは振動や落下、温度変化などで蓄電池の安全性を評価する試験センターを20日、開所した。エリーパワーの大型蓄電池は、試験設備を稼働させる電源となる。エリーパワーが蓄電池を供給し、富士電機が充放電の制御装置を組み込んだコンテナ型システムにして設置した。  出力は500キロワットで、同社の住宅用蓄電池の約90―160倍の電力を一度に放電できる。充電容量は500キロワット時で、住宅用の約80台分の電力を蓄えられる。  慶応義塾大学発ベンチャーのエリーパワーは、節電対策や太陽光発電と連携ができる住宅用蓄電池を1万台以上販売してきた。非常用電源や電力ピークカット対策として、ビルや工場にも販売している。大型蓄電池をラインアップし“総合蓄電池”メーカーへ転身する。  日本ガイシ、住友電気工業、東芝、日立化成、GSユアサの大型蓄電池がスマートグリッド用途で実用化されている。NITEの施設には東芝、三菱重工業、日立化成(明電舎がシステム化)の大型蓄電池も設置された。エリーパワー製を含めた4基の合計出力は2000キロワット、充電容量は2000キロワット時。

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