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スマホ・ケータイの有名な着信音をピアノ曲に

ノキアのリングトーンには164年前に作曲された元歌が
 スマートフォンや携帯電話の着信音(リングトーン)も立派な芸術にーー。カナダのピアニスト兼作曲家のトニー・アンさんが有名な着信音をモチーフにアレンジした曲のピアノ演奏をユーチューブで披露した。これが素晴らしいの一言。

 iPhoneの「Marimba(マリンバ)」から「Xylophone(ザイロフォン=木琴)」、Tモバイルの「T Jingle」、AT&Tの「Original Cingular」、ノキアの「Original」、サムスンの「Samsung Tune」、ソニーエリクソン、iPhoneの「Opening」、そしてベライゾンの着信音の後、フィナーレを迎える。

 一方で、ギズモードの記事への読者投稿にもびっくり。「オリジナル」と謳っているノキアトーンには、実は164年前に作曲された元歌があるという。「アルハンブラの思い出」で知られるスペインのギタリストで作曲家のフランシスコ・タレガが作曲した「グラン・ヴァルス(グレート・ワルツ)」がそれ。下の2番目の動画を視聴してもらえばわかるが、確かに同じモチーフが何度も出てくる。う〜ん、エクセレンテ(Excelente)!

■トニー・アンさんの演奏


■タレガ作曲の「グラン・ヴァルス」(着信音の元の曲は0:23から)
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藤元正
藤元正 Fujimoto Tadashi
以前、クラシックギターをやっていたのでタレガの曲にはけっこう馴染みがあるが、ノキアが着信音に使っていたとは全く知らなかった。彼のほかの曲を着信音に使うとしたら、軽快な「メヌエット」(https://youtu.be/A5EPzojgnDw?list=PLBE276D5CD5406CB0)や、ノスタルジックで優しい響きの「ラグリマ(涙)」(https://youtu.be/y6u6G_72ZD8?list=PLBE276D5CD5406CB0)あたりはどうだろう。

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