東芝、水素製造・発電システムをトラックと一体化

イベントや災害時想定

燃料電池を搭載し、水からつくった水素で発電するトラック

 東芝は水から水素を製造して発電ができるシステムとトラックを一体化した。移動した場所で水素をつくって発電し、電力を供給できる。太陽光発電所で水素をつくって貯蔵し、他の場所に移動して発電することも可能だ。普段はトラックを駐車場に置いてビルの電源として活用し、イベントがある屋外会場や災害発生時には避難所へ移動して使うことを想定する。“走る”エネルギー自給自足システムとして、地方自治体に提案する。  水素の「つくる」「ためる」「つかう」に必要な機器を、トラック2台に分けて搭載した。水素は水の電気分解装置を積んだトラックで製造する。  水を分解して発生させた水素を貯蔵タンクにため、燃料電池を搭載したもう1台のトラックで発電する。燃料電池の熱で沸かしたお湯も供給できる。  水素の貯蔵量は250ノルマル立方メートル。燃料電池の発電出力は9・9キロワットで、水素が満タンだと80時間稼働できる。商用電源のほか、再生可能エネルギーの電力を活用した二酸化炭素排出量がゼロの“CO2フリー”の水素も生成できる。  このほど新潟県内のダムで、水力発電の電力により水素を作る実証を行った。

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