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《工場夜景#04》鹿島臨海工業地帯―海風で表情変える蒸気

 茨城県鹿嶋市と神栖市一帯に位置する鹿島臨海工業地帯は、1963年(昭38)に起工された鹿島港を中心に広がる一大工業地帯。新日鉄住金の製鉄所や、三菱化学、JSRなど化学メーカーのプラントなどが集積している。

 昼間は海沿いに設置された巨大な風力発電用風車やプラント設備、煙突など迫力ある景観を目の当たりにできる。17時まで登れる港公園の展望塔の高さは52メートル。コンビナートを一望できる。

 陽が落ちると風景は幻想的になる。設備の照明によってプラントは闇に浮かび、海風で流れる蒸気は地上からの光を受けて刻々とその表情を変える。

(文・写真=森住貴弘)
日刊工業新聞2016年5月4日 総合1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
夜景だけでなく昼間も楽しめそうです。

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