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男子マラソン、リオ五輪内定!安川電機・北島選手「本番では結果にこだわる」

 安川電機のロボット事業部社員で、同社陸上部に所属する北島寿典選手(写真中央)がリオ五輪男子マラソン代表に内定した。17日に日本陸連が発表した。北九州市八幡西区の同社本社で開かれた記者会見で北島選手は「これまで自分が好きな陸上のことばかり考えてきたが、(五輪出場を機に)これからは支えてくれたチームメートの分まで頑張りたい。スタミナには自信があるので、本番では結果にこだわる。先輩の中本健太郎選手(前回ロンドン五輪6位入賞)を超えたい」と入賞を誓った。

 北島選手は群馬県出身の31歳。東洋大学時代の2007年には箱根駅伝8区で区間賞を取った。マラソン出場は3度と経験は浅いが、15年の「シドニーマラソン」優勝、16年の「びわ湖毎日マラソン」2位と実績を積んで出場権を得た。津田純嗣会長兼社長は「『暑さと大舞台に強い安川電機』をみせてほしい」とエールを送った。

 同社陸上部は74年創立。77年に全日本実業団駅伝に初出場し、92年には3位入賞を果たすなど九州の強豪チームとして知られる。北島選手には前回の中本選手に続き、2大会連続日本人選手入賞の期待がかかっている。
日刊工業新聞2016年3月18日 総合2面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
同社のロボットアームのように、しっかりと結果をつかんでくれることに期待です。

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