AIとロボットの融合を2.5次元で俯瞰する「次世代コックピットステム」

日立が大規模な工場や倉庫、公共施設向けに開発

業務関連データとAIやロボットのシミュレーションデータを同じ画面で見やすく表示

 日立製作所は作業現場で人と人工知能(AI)やロボットとの融合を容易にするシステム「次世代コックピット」を開発した。監視カメラによる画像と業務関連の各種データ、AIやロボットのシミュレーションデータを同じ画面で見やすく表示する。監督者が業務管理をしやすくなり、現場の効率を高める施策の効果を迅速に分析、検証できる。物流や小売店、工場、公共施設など幅広い業種向けに製品化を急ぐ。  現場の人の勘や暗黙知と、AIなどデジタル技術を高度に融合しやすくすることを目指した。全方位の監視カメラ画像と仮想データを同じ画面で分かりやすく表示する「2・5次元俯瞰(ふかん)表現技術」がコア技術。システムはパソコンとサーバー、画面、カメラなどで構成。  カメラなどの画像から3次元マップを作り出し、米グーグルの「ストリートビュー」のように簡単な操作で現場の状況や人の動き、管理系システムのデータなどを捕捉できる。一方で、ロボットの動作の仮想データやAIが導き出す業務改善のデータも現場と組み合わせ画像として表示する。日立が提供するAIや物流支援ロボットと相性が良いが、AIやロボットが無くても活用できる。  物流作業の現場で実証し、使い勝手を高めた。実証では日立のAIによって作業者の動きを改善し、業務を効率化できたという。同システムは多数の人間の動線の効率化を得意とする。大規模な工場や倉庫、駅、空港などの企業や公共的な施設をユーザーとして見込む。

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