ファシリテーターが選ぶ「2015年この3本」#13 激動のエネルギー市場

 11年3月の原子力発電所の事故から始まったエネルギーをめぐる混乱(課題噴出)は収束されたのでしょうか?15年早々、再生エネ発電所で発電した電力の買い取りを電力会社が無制限に中断できる出力抑制のルール変更が決まりました。4月末にはエネルギーミックス、温室効果ガス排出削減目標の政府案の決定(7月に正式決定)、そして12月のCOP21でのパリ協定の合意と、エネルギー環境は激動中です。16年も固定価格買い取り制度の見直し、4月の電力小売りの自由化と激変は続きます。 ●【COP21閉幕】パリ協定にみる企業のチャンスとリスク  化石資源に依存しない社会を目指す目標を200近い国が共有したCOP21。温室効果ガスの排出ゼロや脱炭素が目標として合意されるとは思っていませんでした。社会・経済の構造を変革する歴史的な転換点となる会議でした。 ●太陽光だけで6兆円の経済効果。固定価格買い取り制度3年で  国内の太陽光産業は転換期を迎えました。温暖化対策としてのポテンシャルは高いのに、導入を抑制する方向で議論が進んでいます。政策転換は仕方ないにもして、健全に普及させる方向で議論してほしいです。 今年もいろいろな記事で書きましたが、16年は自家消費への移行がはっきりしてくると年になると思います。 ●屋根で水素製造。パナソニックが開発に名乗り  水素を作ったり、貯めたり、使うための技術開発が始まりました。水素社会到来に向けた号砲が鳴った1年ではないでしょうか。

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