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京都国立博物館で琳派の美がプロジェクションマッピングに!

 京都府は9日までの3日間、京都国立博物館(京都市東山区)で「大琳派祭プロジェクションマッピング 美の継承=写真」を開いた。「琳派」は江戸時代の1615年、京都で本阿弥光悦が工芸を家業とする親類縁者を集め、芸術家の村「光悦村」を作ったのがはじまりとされているもので、装飾的な作風を特色としている。

 23日まで琳派誕生400年記念特別展覧会「琳派 京(みやこ)を彩る」が開かれている同博物館明治古都館の壁面に、光悦や俵屋宗達らが創出し、脈々と継承されてきた琳派の美がプロジェクションマッピングとして投影された。観覧者らは、古都の夜空のもとで映える優雅な映像に見入っていた。(京都)

日刊工業新聞2015年11月10日 中小企業・地域経済1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
江戸時代の美術と現代の技術がコラボレーション。また違った魅力を発見できそうです。

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