海自の潜水艦、今年は川崎重工が建造

潜水艦「せきりゅう」の命名・進水式

 川崎重工業は2日、防衛省向けの潜水艦「せきりゅう」の命名・進水式を神戸工場(神戸市中央区)で開いた(写真)。防衛省の若宮健嗣副大臣や、川重の村山滋社長ら関係者約320人が参加した。建造費は約559億6000万円で、同社建造の潜水艦としては戦後27隻目。今後は艤装(ぎそう)工事を経て2017年3月、防衛省に引き渡す予定。  同艦は「そうりゅう」型の8番艦。基準排水量2950トン、長さ84メートル、速力20ノット。船体には高張力鋼を使い、主機関としてディーゼル機関2基、スターリング機関4基を搭載。高性能ソーナーを装備し、捜索能力やステルス性能などを高めた。  「せきりゅう」は、南方を守る神聖な龍を意味する。 (神戸)  「そうりゅう」型の潜水艦は、2007年に三菱重工業で最初の進水式を行った1番艦「そうりゅう」以来、三菱重工業と川崎重工業がほぼ毎年、交互に1隻ずつ建造している。  これまでの8隻は次のとおり(製造会社、艦名、進水年月)。  ▽三菱重工、そうりゅう、07年12月  ▽川崎造船(現川崎重工)、うんりゅう、08年10月  ▽三菱重工、はくりゅう、09年10月  ▽川崎造船(現川崎重工)、けんりゅう、10年11月  ▽三菱重工、ずいりゅう、11年10月  ▽川崎重工、こくりゅう、13年10月  ▽三菱重工、じんりゅう、14年10月  ▽川崎重工、せきりゅう、15年11月  今後も、9~11番艦まで建造が決定しているほか、防衛省は2015年度の概算要求で「そうりゅう」型の潜水艦の12番艦(基準排水量2900トン)を建造するため、662億円を盛り込んでいる。

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