電力自由化カウントダウン!――オリックス、小規模事業所への電力販売を正式表明

オリックスの木質バイオマス発電所

 オリックスは、2016年4月に電力小売りが全面自由化されるのに合わせ、低圧(契約電力50キロワット未満)の電力販売事業を始める。まず事業所向けに販売する。商店・事業所向けの市場規模は契約数で742万件あるとも言われており、オリックスは当初20万件の契約獲得を目指す。同社はほかにも太陽光発電など環境エネルギー関連に力を入れており、事業の柱の一つに育成する。  電力会社に比べ低価で、保険やリースなどの既存商品の営業と一緒に顧客に提案する。低圧参入に向けて販売管理システムの開発などを進めているほか、電源確保のためにも市場から調達するのに加え、石炭と木質バイオマスを混ぜて燃やす混燃火力発電所を福島県と北九州市に新設する。  発電能力はそれぞれ11万キロワットで、1基当たりの投資額は300億円。18年度の完成を予定。電力小売り用に既に群馬県でバイオマス発電所を稼働させている。さらに増設することで発電能力を高める。一般家庭向けに販売するかどうかは、託送料金による採算性などを見極めてから判断する。  オリックスは新電力(PPS)として大口需要家向けに高圧電力(契約電力50キロワット以上)販売を行っており、足元の契約電力は68万キロワット。高圧と低圧の両方で電力販売を強化し、早期に100万キロワット達成を目指す。

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