ニュースイッチ

エムスクエア・ラボ代表の加藤百合子さんが「ニュースイッチ」のファシリテーターに

新しい農業のカタチを目指す最も旬な起業家。「農業ロボット」普及へも動きだす
 ニュースイッチの社外ファシリテーターとして、エムスクエア・ラボ代表の加藤百合子さんに就任して頂くことになりました。加藤さんは、農業の生産者と購買者間が持続可能な関係になるように、“取引き”から“取組み”へと変化させるコーディネート役『ベジプロバイダー』をやられています。農業の専門家に思われますが、実は東大農学部では、農業機械を専攻したバリバリのメカ系な方です。キヤノンに入社し、その後もエムスクエア・ラボを立ち上げるまでは、FAの設計などに携わっていました。
 そのため、農林水産省や民間企業などと一緒に今年から本格的に農業ロボット導入に向けた活動を始めています。ニュースイッチでは主に「ロボット」を担当します。農業だけでなく、さまざまな視点でロボットの可能性についてコメントして頂きます。また2人のお子さんを育てる母でもあり、女性経営者として家事や子育てとの両立についても実体験から語ってもらえそうです。ご期待下さい。

<プロフィール>
加藤百合子(かとう・ゆりこ)
 1974年千葉県生まれ。東大農学部にて農業システムの研究に携わり、英国クランフィールド大学で修士号取得、その後米国でNASAのプロジェクトに参画。帰国後は、キヤノンに入社。結婚を機に静岡に移住し、産業用機械の研究開発に従事する。農業の社会性の高さに改めて気付き、2009年エムスクエア・ラボを設立。2012年青果流通の取引きを取組みに変える「ベジプロバイダー事業」で日本政策投資銀行第1回女性ビジネスプランコンテスト大賞受賞。経済財政諮問会議「選択する未来」専門委員(2014年度)など、中央・地方行政の審議会委員を多数務める。今年から農業ロボットの普及活動に向け、1月に「地域創生農林水産業ロボット推進協議会」を立ち上げた。現在、日刊工業新聞社100周年「未来大使(アンバサダー)」も務めている。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
加藤さんに最初にお会いしたのは、政策投資銀行の女性ビジネスプランコンテストで。もともと人前で話すのは苦手で、その時もプレゼン前はど緊張していたそうです。以降は講演も多く、最近は素晴らしいプレゼンをされています。ちなみに先ほど記事をアップした介護用排せつ検知シート「Lifilm(リフィルム)」の事業化に取り組んでいるaba代表の宇井吉美さんも、女性ビジネスプランコンテストの10組のファイナリストの一人です。

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