IT業界で耳にする「ハッカソン」って何?―自由な発想、事業に生かす

SCSKの社内ハッカソン

開催前に行ったハッカソンのトライアル

 SCSKは技術力の底上げを狙い、11月に社内技術コンテストを立ち上げる。技術者などがアイデアを競い合う人材開発イベント「ハッカソン」を核に据える。自由な発想で新しいITに挑戦する場として、次世代の技術者育成につなげる。成果を見極めつつ、顧客企業のアイデアをSCSKが保有する技術で具現化するなど、ビジネスに役立つ基盤にする考えだ。  SCSKは2015年4月に開始した新中期経営計画で、技術革新に取り組む。その一環として技術コンテストを開く。11月のコンテストは、参加者間で持ち寄ったアイデアを評価しチーム分けする「アイデアソン」、審査まで行う「ハッカソン」、参加チームによる「社内発表会」の3段階で行う。16年度以降は顧客企業や学生など、社外を広く巻き込んで体制や内容をさらに充実させる計画だ。  近年、新事業を創出しようと、こうした取り組みに着手する情報サービス企業が多い。だが、同社は事業化にこだわらず、技術と柔軟に向き合う姿勢を身につけてもらうことに重点を置く。  同コンテストに先立ち8月から9月末まで、詳細な課題設定をせずに「広げる、自分と技術の可能性」をテーマに、アプリケーション(応用ソフト)のアイデアを募集。11月に応募アイデアを参加者間で評価し、高評価を得たアイデアをコンテスト開発対象に選定する。  選定アイデアに対しチームを編成し、テーマを五つ程度に絞り込む。その後、1泊2日でハッカソンを行い、実際にアプリを開発して審査する。最終的に16年1月に社内発表会を行う。発表チームのアイデアを、事業に生かしたいといった要望には、「対応する」(SCSK)という。16年度以降は上期と下期の年2回開催を検討する。

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