「新産業創出」へ福岡県の支援機関がタッグ

企業と大学・研究機関との橋渡しも

「モノづくりフェア2015」

 【北九州】福岡県の産業支援機関3者が連携して、産業振興や地域貢献に取り組むことが分かった。これまで個別に行っていた産業振興策や啓発セミナーを共同実施することで、共通の課題解決を探る。また人材交流や研究開発まで踏み込むことで、企業ニーズと大学や研究機関のシーズのマッチングも行い、新技術・新産業創出につなげる狙いもある。    連携するのは福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)、九州先端科学技術研究所(ISIT)、北九州産業学術推進機構(FAIS)の各公益財団法人。    福岡県、福岡市、北九州市の外郭団体として個別に活動しているが、それぞれの頭文字を取った「JointIFF(ジョイントイフ)」という連携組織を立ち上げて活動する。取りまとめはISITが担う。    ふくおかISTは国や自治体と連携して研究開発プロジェクトを立ち上げるほか、産業振興に広く目配りしている。またISITはナノテク研究室など複数の研究室を保有するなど研究開発機関の位置付けが強い。    一方、北九州市にあるFAISは産業都市の強みを生かした産学連携活動に熱心に取り組むなど得意分野が異なる。連携することでそれぞれの強みを伸ばし、弱みを補って福岡県の新産業創出・育成に尽力することで一致した。    14日から福岡市博多区のマリンメッセ福岡で始まる「モノづくりフェア2015」で初の合同セミナーやブースを出展する。ISITの新海征治所長は「福岡県、福岡市、北九州市の連携・互助は十分でない。協力し合ってこそ大きな力を発揮するので、そのための仕組みづくりを具体的に進める」と話した。

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