大容量ゲームに8KのVR映像も配信、ドコモ「5G」はデータ容量無制限で勝負

NTTドコモは18日、第5世代通信(5G)の商用サービスを25日に始めると発表した。料金プラン「5Gギガホ」のデータ利用容量は当面無制限とし、月額料金は4480円(消費税抜き)からと、現状の4Gプラン「ギガホ」の500円高に抑えた。受信時の通信速度は6月から毎秒4・1ギガビット(ギガは10億)と4GLTEの2倍超になる。2021年度までに5G基地局を2万局設置し、23年度中に2000万契約を目指す。(取材=編集委員・水嶋真人) 月内に5G基地局500局を設置。横浜国際総合競技場や阪神甲子園球場などの主要スタジアム、羽田国際空港やJR大阪駅、東京スカイツリーなどの主要交通・観光施設、一部のドコモショップなど150カ所で利用可能にする。20年度中に全政令指定都市を含む500都市で利用できるようにする。 5G対応スマホは7機種を用意した。ソフトバンクも発売する韓国LG電子の2画面スマホ「V60シンキュー5G」(消費税込み価格は11万8008円)、シャープの「アクオスR5G」(同11万1672円)のほか、韓国サムスン電子製が「ギャラクシーS205G」(同10万2960円)など計3機種。ソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスペリア1II」(同12万3552円)、富士通コネクテッドテクノロジーズの「アローズ5G」(同13万4640円)も発売する。 5G向けサービスでは、大容量のパソコンゲームをスマホ上で楽しめるクラウドゲームサービス「dゲーム・プレイチケット」を18日に始めた。映像配信サービス「ひかりTVforドコモ」では、スマホで最大7番組の同時視聴が可能な機能を4月下旬に追加する。8Kの仮想現実(VR)映像による音楽ライブ配信、多視点映像によるサッカー観戦体験も手がける計画だ。 協業企業と連携した22の5G向けサービスも始める。サン電子と連携した遠隔作業支援サービス「エースリアルforドコモ」は、現場の作業員が装着したスマートグラスを通じて遠隔から映像と音声で指示することで、作業時間を4分の1に減らせる。8KVR映像の撮影から配信まで一元提供するサービス、高精度の顔認証入退管理サービスなども用意した。 18日にオンライン発表会を開いたNTTドコモの吉沢和弘社長は、5G初年度となる20年度の5G端末販売台数について「二百数十万台規模を見込む」とした。4G開始から13カ月間の4G端末販売台数が約300万台だったためだ。 ただ、5Gの普及には提供エリアだけでなく、対応サービスの拡充が欠かせない。5Gの技術や仕様情報を提供する「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」で連携する企業は3300社を超えたが、「21年度中に5000社に増やす」(吉沢社長)。5Gと親和性を持つ技術やサービスを表彰する「ドコモ5GDXアワーズ」も創設し、中小企業やベンチャー企業が持つ優れた技術の発掘につなげる。

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