防護柵世界トップのスウェーデン企業、新法人で日本市場深耕の事情

モリタアンドカンパニーから事業を取得した機械用安全防護柵

スウェーデンのTroax(トラックス)は、日本法人「Troaxセーフティシステムズ」(東京都港区)を設立し、日本市場の深耕に乗り出す。日本の販売総代理店だったモリタアンドカンパニー(愛知県小牧市)から機械安全防護柵の事業部門を譲り受けた。3年内に売上高を現在の2倍に引き上げる方針だ。 Troaxは工場の機械やロボット用の防護柵や倉庫用防護柵で世界シェアトップ。日本では約15年前にバネ設備製造を手がけるモリタアンドカンパニーが販売総代理店となって発売した。事業取得額は非公表。新会社はモリタの事業部門の11人全員を引き継いだ。今後は組織を拡大し、サービスの充実や技術分野への投資を加速する。 特に安全対策への関心が高まっている自動車業界への拡販を狙う。産業用ロボットや工場自動化(FA)分野で複雑なソリューションを導入する顧客に、さらに直接的な支援を行う。通販の自動倉庫向けなど新規市場も開拓する。 Troaxアジア太平洋地域エリアマネージャーのミカエル・スタンダール氏は「自社販売網を構築してサービス力を強化し、3年内に売上高を現在の2倍にしたい」と事業拡大を目指す。 Troaxは世界40カ国以上に代理店を展開し、アジアでは日本が最大の売り上げを占める。自社販売網の構築は中国に続き2番目。 製造業の安全対策への関心の高まりを追い風に、Troax本体のトーマス・ヴィドストランド社長兼最高経営責任者(CEO)は「今が日本でのプレゼンスを高めるチャンス」と期待。将来は日本企業の中国工場におけるニーズ対応も視野に入れる。 <関連記事>

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