【新型コロナ】閑散期も生産止めない…クボタ、空気清浄機を年500台に増産

クボタは業務用加湿空気清浄機の2020年の生産台数を、当初予定の年300台から500台に引き上げる。工業用クリーンルームに使われる技術を取り入れており、水をミスト状にして噴射し、花粉やハウスダストなど空気中の不純物を取り除く機能がある。直接的な効果は確認されていないが、感染拡大している新型コロナウイルスが広がりにくい室内環境にすることを目的に、引き合いが増えている。 クボタは16年に発売した業務用加湿空気清浄機「ピュアウォッシャー=写真」を増産する。価格は150万円(消費税抜き、別途施工費が必要)。テニスコート1面分(約200平方メートル)の空間を1台で清浄化できる。機内で生成した除菌効果がある「微酸性電解水」を、一度に0・5―20リットルまで必要な量を取り出せる特徴を持つ。 次亜塩素酸水の一種で人体には安全な微酸性電解水は、スプレーで吹きかけることでテーブルや手すり、ドアノブなどの除菌にも活用できる。新型コロナの感染拡大で除菌スプレーは品薄となっているが、ピュアウォッシャーは室内環境の清浄化と除菌スプレーを兼ねる機能も評価されている。 従来、冬から春のインフルエンザや花粉の流行期に需要が多かったが、新型コロナ対策で引き合いが増加。夏場は“閑散期”で生産停止していたが、7月以降の生産継続に向けて部品を発注した。協力工場で完成品に仕上げていたが、需要増により計量機器などを手がける久宝寺事業センター(大阪府八尾市)でも、最終組み立てまでができるような体制構築を視野に入れる。

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