介護にロボットが助っ人、AI搭載で個人・物体識別

丸文は介護施設や病院向けに、米国ベンチャーのアイオロス・ロボティクス製の「お手伝いロボット」の有償提供を3月に始める。「LiDAR(ライダー)」や超音波センサーなど各種センサーと人工知能(AI)を搭載し、大勢の中から特定の人を識別したり、エレベーターのボタンを自分で押したりできる。2年契約でメンテナンスなどを含めた月料金は15万円(消費税抜き)を予定。ヘルパーの不足に悩む介護施設に“助っ人”として売り込む。 ロボットの外形寸法は高さ140センチ×幅55センチ×奥行き46センチメートル、バッテリー込みの重量は65キログラム。底部の移動機構でマッピングなしに自律走行ができるほか、3Dカメラと距離カメラにより床に置いてある物を拾い上げたり、運んだりできる。 特定の人を認識し、転倒を検知したら、介護施設のスタッフに対話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」などで知らせる。認知症が進んで夜間徘徊する入居者に対しては、AIで画像認識を実施すると、その人を検知した場合に施設スタッフにアラームなどで知らせる機能も持つ。 物体の認識ではメーカーが異なるペットボトルの緑茶飲料や、同一メーカーのオレンジ味とレモン味の箱などを識別できる。このため「Aさんにはこの錠剤、Bさんにはこの錠剤を部屋に間違いなく届ける」などの使い方ができる。 介護施設は慢性的な人手不足のため、1人のトイレ介助にスタッフがまわると他の入居者に手が回らないことも多い。そうした課題の解決手段として提供する。 <関連記事>

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