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施設の混雑状況を見える化!凸版印刷の新サービス「ノマチ」とは?

スマートフォンやデジタルサイネージで確認できる

凸版印刷は、小型ワイヤレスセンサーを活用して施設の混雑状況を可視化(見える化)するサービス「ノマチ」を4月に始める。飲食店やコワーキングスペースに行かなくても、スマートフォンやサイネージ(電子看板)で混雑状況を確認できるため、待ち時間の削減や混雑時間の分散につながる。価格は月額8000円(消費税抜き)から。不動産事業者などに提供し2022年までに15億円の売り上げを目指す。

「ノマチ」のサービスイメージ(同社発表資料から)

施設内の机やいすなどに設置した小型センサーで在席状況を把握して、クラウドに集まったデータを基に混雑状況を判別。スマホやサイネージに情報を配信する。カメラを用いた同様の仕組みと比べて導入や運用のコストが低く、レイアウトや使い方のカスタマイズ性が高い。広告との組み合わせで集客効果も期待できる。

19年10月1日―11月29日に都内の飲食店で実証実験を実施。導入前と比べて来客数が約2倍になった。商業施設やオフィスビルの他にも大学や病院などで活用を見込む。

日刊工業新聞2020年2月19日

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