タブレット入浴剤の製造を効率化した工場の工夫

アース製薬は固形入浴剤「温泡シリーズ」の工場(兵庫県赤穂市)で、製造する種類を切り替える時間を従来の半分となる平均約6時間に短縮した。各種製品の特徴を再度把握し直してグループ分けし、洗浄方法を見直せたことで無駄な作業をなくせた。今後、さらに改善を進め、最終的に約4時間での切り替えを目指す。 温泡は、調合、打錠、包装の過程を経て作られる。製造する種類を変える場合、各過程で使う機械の洗浄が必要となる。洗浄がしやすいよう接続が必要な部分をワンタッチ化してネジ回しをなくすなど、各所にさまざまな工夫をこらした。 従来12時間かかっていた作業を8時間に早められた。さらに温泡の錠剤を特徴ごとにグループ分けし、洗浄方法を見直した。不要な洗浄作業をなくしたことで、平均6時間にまで早めることに成功したという。 効率化に当たっては、従業員から積極的にアイデアを募った。グローバルサプライ本部生産統括部赤穂工場の寺田繁和工場長は、「女性の提案も多く採用して、時間短縮を実現した。生活者に近い目線をもっており、男性には気づかない細やかな部分まで気を配れる」と話している。 タブレットタイプの入浴剤である温泡は60種類以上ある。種類が多いことから、切り替え作業の効率化は重要な意味をもつ。作業改善は今も続いている。 アース製薬の温泡工場は2017年7月に稼働を開始。19年には1億5200万錠を製造した。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集