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富士ゼロックスが駅の構内で個室型シェアオフィスを運営する理由

富士ゼロックスは6日、個室型シェアオフィス「ココデスク=写真」運営を駅構内などで20日に始めると発表した。2018年度に東京メトロと実証実験を実施し、事業性を確認。サービスの開始に当たり課金制度を整えた。20年3月末までに東京メトロの駅構内10カ所に設置し、首都圏のほか関西圏などにも広げる。22年度末までに1000カ所の設置を目指す。

東京メトロに設置するココデスクの広さは約1・68平方メートル。デスクやいすを置き、空調も整える。利用者がスマートフォン上の会員ページでココデスクの位置を確認し、予約を取る。料金は個人が15分250円(消費税抜き)、法人が利用者5人で月額1500円(同)など。

書類を出力する利用者には、同社と提携する最寄りのセブンイレブンの複合機を会員ページで提案する。井上あまね富士ゼロックス執行役員は「デジタル変革(DX)がココデスクのシステムと融合し、発展することを期待する」と話した。

日刊工業新聞2月7日

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