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長崎県立大、新学科で地元企業インターンシップ必修化

長崎県立大、新学科で地元企業インターンシップ必修化

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 長崎県立大学は2016年4月に設置する「地域創造学部実践経済学科」で、地元企業でのインターンシップ(就業体験)を必修化する。佐世保商工会議所(長崎県佐世保市)などと連携、学生と企業のミスマッチ解消や新卒者の県内就職促進につなげる。

 同学科の定員は130人。3年次前期に約1カ月の実施を予定している。単位は4単位で佐世保市内などの企業を実施先として検討している。

 同大は9月30日までの日程で、試行的インターンシップをハウステンボス(同)で実施中。従来より期間を長く設定し、学生11人が職場体験を行っている。学生は地域企業をより多く知ることができ、企業は情報発信の機会になる。同大は現在3学部7学科。16年4月の学部学科再編で5学部9学科となる。
日刊工業新聞2015年09月09日 科学技術・大学面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
1ヶ月間という、ある程度まとまった期間で実施するのは効果的だと思います。「インターンシップは短期間の“お客さん扱い”では学生・企業ともに意味がない」という採用担当者の声を聞いたこともありますし、学生が企業に対して力を発揮できる場となれば、さらに両者にとっていい採用機会の創出になるのではないでしょうか。

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