安眠を誘う杉チップの高級枕「眠り杉枕」を世界へ

海外輸出、まずアジアから

磐城高箸が製品化した高級枕

磐城高箸(福島県いわき市、高橋正行社長、0246・65・0848)は、2月に地域資源の杉チップを利用した高級枕を海外に輸出する。香りで安眠効果を得られるとして、アジアを中心とした富裕層に売り込む。まずシンガポールに50個、続いて年内にマレーシア、カンボジア、インドネシア、中国へ合計1000個程度を輸出。2021年は米国、ドイツにも展開する。 すでに日本で販売している高級枕の商品名は「眠り杉枕」。消費税抜き価格が1万5000円と2万5000円の2種類を発売する。国内では約500個を販売してきた。杉チップを直径5ミリメートル程度の粒にして枕に入れる。チップは枕の頭頂部や後頭部、首の部分と量を変えて投入できる。表面は立体メッシュ構造で、杉チップの香りが安眠を誘うという。 今回、いわき産学官ネットワーク協会(同いわき市)を通じて海外輸出が実現した。2月末に再生可能エネルギー、複合機器、航空宇宙などの分野で製品を手がけるシンガポールのJCSグループ向けに輸出を開始。同グループが枕とシートカバーをセットに高級ブランド「KOMME」として各国に販売する。 磐城高箸は11年から地元の杉材を使ったノベルティー商品として高級割り箸の生産を開始。19年3月には130年続いて廃校となった小学校の内部を改造し、本社工場として見学も自由に受け入れ、県内外から家族連れが訪れる観光名所にもなりつつある。

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