これは本物!?リアルな「富嶽三十六景」を4K有機ELで体感

NTT東、浮世絵などの高精度デジタル複製画で癒し

NTT東日本は月内をめどに、本物と遜色のない浮世絵などの高精度デジタル複製画をNTT東日本関東病院(東京都品川区)に展示し、患者やその家族にどのような効果をもたらすかを検証する実証実験を始める。オフィスビルやホテル、学校でも検証し、光回線経由で額縁状の薄型ディスプレーに高精度デジタル複製画を配信するサービスの事業化を目指す。 独自の3次元質感画像処理技術を持つアルステクネ・イノベーション(甲府市)と連携し、山梨県立博物館が所蔵する「富嶽三十六景」などの高精細デジタル複製画データをデータセンターの配信サーバーに蓄積。光回線経由で関東病院の待合室などに設置した4K有機ELディスプレーに配信する。 原画とほとんど変わらない質感を持つ複数の浮世絵を数十秒ごとに切り替えながら鑑賞できる環境を提供。アートの力で病院環境を快適な癒やしの空間とするホスピタルアートやセラピーアートとしての効果を検証する。 NTTグループのオフィスビルの受け付けや社長室、ホテルの部屋などでの検証も行う。紫外線や二酸化炭素(CO2)による劣化や盗難の心配もなく、ディスプレー上で拡大させることで生徒の理解度を高められることから、学習教材としての活用も見込む。 NTT東は3月1日まで「富嶽三十六景」の高精細複製画などを展示する体験型美術展をNTTインターコミュニケーション・センター(東京都新宿区)で開催中。好評を得られれば訪日外国人が増える東京五輪・パラリンピック開催期間の8月まで延長するほか、展示作品数も拡大。東京都以外での開催も検討している。

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