高額炊飯器の銀シャリ食べられる和食店が大好評!「想像の1.5倍来店」

象印マホービンの和食料理店「象印食堂」

炊きたての「銀シャリ」を求め、昼食時を中心に行列が続く

象印マホービンは家庭向け高価格帯炊飯器を拡販するため、2016年に和食料理店「象印食堂」の運営に乗り出した。当初は期間限定の出店で展開。18年10月、初の常設店を南海電気鉄道が運営する複合ビルなんばスカイオ(大阪市中央区)に開店した。開店後1年が経過した今なお、炊きたての「銀シャリ」を求め、昼食時を中心に行列が続く。 経営企画部事業推進グループの北村充子グループ長によると「『象印食堂』のプロジェクト発足時、常設店の開店は見据えていなかった」が、人気を集め「想定の1・5倍以上のお客さまが来店している」と好評だ。 最上位炊飯器「炎舞炊き」の購入層の大半は、60代以上のシニア層。購入層のすそ野を広げ、「象印のファン」を若年、中年層へと拡大することが課題だった。 そこでスカイオ店には、30台の炎舞炊きを設置し、炊きたてのご飯を提供している。メーンターゲットに据えたのはアッパーミドル(中級の上位)の30―40代の働く女性。家庭で再現できるメニューの提供や健康を意識した料理教室を開くなど来店時に新たな学びや発見を得られる店舗作りを意識した。 現在、ランチメニューは3種類を展開。最安価格は消費税抜きで1200円ながら、中価格帯の看板メニュー「象印御膳(同1600円)」が伸長している。「開店当初は約5割だったが、今では約7割が象印御膳を注文する。『昼食にしては価格帯が高すぎる』と社内でも懐疑的な見方もあったが、客数だけでなく、客単価の向上も堅調だ」(北村グループ長)。 想定通り女性の来店が目立つ一方、ディナーの来店は約3割が男性客という。「仕事帰りの一杯に、立ち寄る『おひとりさま』も目立ちつつある」(同)とか。 2月には中国の口コミ投稿サイト「大衆点評」への加盟を予定する。インバウンド(訪日外国人)への情報発信強化を図り、さらなる「象印ファン」の広がりに向けた布石を打つ。(神戸・福原潤)

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