360度の物体との距離を測れるパノラマレンズの用途

立山科学工業(富山市、水口勝史社長、076・483・4012)は、3次元画像センサー「Flash―LiDAR(フラッシュ・ライダー)」に取り付け、周囲360度の物体との距離を測れる奥行き画像が撮影可能なパノラマレンズ「360°Flash―LIDARレンズ」を開発した。協調ロボットや自動車などで、周囲の人間や物の位置を把握するセンサーに活用できる。 市場の動向を探った後、2020年度中にこのレンズを用いたフラッシュライダーのユニット(写真)を発売する予定だ。 フラッシュ・ライダーのユニットはレーザー光を位置を計りたい物に照射し、反射して戻ってくるレーザーをレンズを通して光センサーで一括して受光して奥行き画像を作成する。従来、全方位の奥行き画像を得るには、ユニットを回転させる必要があったが、新レンズを使えば、レンズを天頂方向に向けるだけで全方位を撮影できる。 これをレーザー光を全方位へ発するユニットに装着することで周囲の物体の距離を示す深度画像を作れる。画像はドーナツのような形状で、ソフトウエアの処理で帯状にもできる。 従来のユニットに比べ回転の機構が不要なため小型化や低価格化、信頼性の向上が図れる。商品化に当たり、価格はこれまでの全方位対応のユニットの5分の1ほどにすることを狙う。15日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する「オートモーティブワールド」に出展する。

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