樹脂部品を虹色にする微細加工技術が面白い

池上金型工業(埼玉県加須市、池上正信社長、0480・44・8686)は、成形品を虹色に加飾する金型技術を開発した。微細加工により金型自体が虹色に光り、それが成形品へと転写される(写真)。樹脂製品の高付加価値化につながるほか、量産品では手間や工程を減らすことができる。樹脂製品が虹色に輝く新しい加飾技術として化粧品や文具、食品などの業界に提案していく。 金型の虹色は微細な凹凸や溝に光が入射し、反射する回折・干渉現象で現れる。回折強度が高い条件で金型の全面に微細加工を施すことにより、金型が虹色に輝く。溝の深さは1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下と微小。現在は波長400ナノ―650ナノメートル(ナノは10億分の1)の可視光のみを扱っているが、赤外線などにも対応できるという。 レンズ用金型を作る過程で一部が虹色に光ってしまう失敗が開発のきっかけ。通常、使用しているレンズ加工用の機械で虹色金型は生産できる。 価格は通常の金型の2―3割増となるが、高精度レンズ用金型とは同程度。

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