NECが「見せ玉」などをAIで検出、審査業務を効率化

SBI証券が採用

NECは人工知能(AI)技術を活用し、証券や銀行、保険などの金融取引におけるリスク・不正対策業務の効率化・高度化を実現するソリューションを順次発売する。第1弾として証券業界向けに、不公正取引の審査業務を支援するクラウドサービス「AI売買審査支援サービス」を発売。SBI証券の採用が決定しており、月内に運用に入る予定。 AI売買審査支援サービスは、ディープラーニング(深層学習)で高精度な予測を実現する「RAPID機械学習技術」と、分析結果の根拠を可視化できる説明可能AI「異種混合学習技術」を活用。膨大なデータに混在する多数の規則性を発見し、株式取引における「見せ玉」や仮想売買などの不公正取引度合いをAIが高精度に検出するとともに、その判定理由も出力する。 これにより、審査担当者が従来人手で行っていた株式取引の審査業務を効率化し、審査担当者はより複雑かつ高度な不正手口の調査・分析に取り組めるようになる。 NECは証券業界や関連IT企業など約60社が参加する「証券コンソーシアム」内の「売買審査AI適用サブワーキング」の事務局となり、証券7社が参加したAI試行検証の運営や売買審査へAI適用する際に証券会社のよりどころとなるホワイトペーパーの作成などを推進してきた。

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