立体設備の自動駐車、国内初「バレー式」をIHIが実現

タクシー会社や運送会社との協業も視野に商用化目指す

ドライバーが車を入り口で預ければ自動走行して駐車する

IHI運搬機械(東京都中央区、桑田敦社長)は、自走式駐車場や機械式駐車場の閉鎖空間における自動運転・自動駐車技術を確立した。駐車場内に利用者が立ち入らない自動バレー駐車を実現できる。同技術の確立は国内初としている。今後、タクシー会社や運送会社などとの協業も視野に商用化を目指していく。 確立した技術は駐車場前に利用者が車を止め、駐車場内の空いているスペースに自動で車を運転し駐車するもの。IHIは国内立体駐車場最大手で、機械式と自走式合わせて3万3000カ所以上の納入実績を持つ。新技術を既存駐車場の差別化と高付加価値化、新規の駐車場受注などに生かす。 自動運転・駐車技術は閉鎖空間で全地球測位システム(GPS)の電波が届かないことから、車両に取り付けた光学スキャンセンサーの「LiDAR(ライダー)」と、新開発の駐車場専用地図プログラムを組み合わせて利用する。 駐車場内は案件により広さや段差はもちろん、鉄骨柱の場所、消火器の場所などが異なる。地図プログラム情報と車の移動情報を組み合わせて駐車場内を走らせ、空きスペースに駐車させる一連の作業を自動で行う。 タクシー会社や運送会社と協業して、必要に応じて最寄りの駐車場から短時間で配車するサービスも可能になるとし、今後ビジネスチャンスを探る。

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