月面に農場を作れるか?低圧環境で植物生育確認

月面農場モデルのイメージ(右が栽培エリア、左が居住エリア)。必要な栄養成分を生産できる農場システムの規模を試算した

竹中工務店は5日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、キリンホールディングス(HD)、千葉大学、東京理科大学と、宇宙空間の長期滞在に必要な食の要素技術研究を実施し、低圧環境下で植物の生育状態を確認したと発表した。レタスの植物体、ジャガイモの種イモ、ダイズ苗を生産するため、キリンHDが開発した袋型培養技術を活用した。今後、5者の産学連携を加速し、次の段階で微小重力環境下の生育実験の実現を目指す。 袋型培養技術は小規模な密閉袋の中で植物体を増殖することができる。低圧環境下の生育可能性実験は、千葉大の低圧植物育成チャンバーで実施。実験後に栄養成分評価、低圧栽培の成立性などを確認した。 宇宙農場システムで小ロット栽培や病原フリー苗の供給など安心なシステム構築の可能性を確認。この結果を基に約30人が滞在する月面農場モデルを作成した。

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