窒化ケイ素ボールを直径0.3mmまで微粒子化した、何に有効?

ニッカトーが本格販売

ニッカトーは直径0・3ミリメートルまで微粒子化した窒化ケイ素ボール「SUN―15ボール」を開発した。積層セラミックコンデンサー(MLCC)やフラットパネルディスプレー(FPD)、化成品などの原材料を均質に分散させるのに有効で、これらの次世代向け製品の開発に役立つ。4日から幕張メッセ(千葉市美浜区)で始まる高機能セラミックス展への出展を機に本格販売を始める。 同社の主力製品はMLCCの原材料の粉砕などに使うジルコニア製の「YTZボール」。窒化ケイ素ボールは直径5ミリメートルまでしかなかった。原材料の分散を主な目的に、YTZボールなどに比べ軽い窒化ケイ素ボールの微粒子化へのニーズが高まっており、対応した。 軽量な窒化ケイ素ボールを均一なサイズ、形で微粒子化するのは難しい。直径0・03ミリメートルまで微粒子化しているYTZボールの技術とベアリング用セラミックスボールで均質な球をつくる技術を掛け合わせ、今回の直径0・3ミリメートルを実現した。 SUN―15ボールは直径0・3ミリ(写真左)、0・5ミリ、1ミリ、2ミリ、3ミリメートルの5種類を標準サイズとし、消費税別の価格は直径0・3ミリメートルの場合で1キログラム当たり20万円。特定の顧客にサンプル出荷したところ「これまでにない価値を認めていただいている」(ニッカトー)と手応えを感じている。

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