AGCが開発現場に新AR導入、スマホで設備イメージ確認

AGCは素材の開発現場に12月から新たな拡張現実(AR)技術を導入する。スマートフォンやタブレットをかざすと導入前の開発設備を現場風景に実寸大で重ねて表示することができ、専用アプリを開発することなくウェブブラウザー上で簡単に使用できる。これまで図面や仕様の共有だけでは難しかった現場レイアウトや作業性、安全性を開発者間で正確に意思疎通できるようにすることで、開発設備の導入を円滑に進めて開発スピード向上に役立てる。 ARのスタートアップであるKAKUCHO(東京都渋谷区)が開発したAR技術「webAR」を、AGCの素材の組成開発を担う材料融合研究所と素材の生産プロセス・設備開発を担う生産技術部に導入する。webARはAR利用時に大きなコストがかかっていた専用アプリの開発が不要で、事前にURLを共有しておけば、デバイスをかざして製造や開発などさまざまな現場で設備のイメージを確認できる。 AGC材料融合研究所の山内健マネージャーは、同技術の導入により「設備開発スピード3割削減を目標にしている」と意気込みを述べた。

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