重量物を指1本で運搬できる台車「がんばっぺ号」の仕組み

鈴木電機吾一商会など共同開発

インテリジェントアシスト駆動ユニットを搭載した台車

鈴木電機吾一商会(福島県いわき市、鈴木清友社長、0246・26・2442)は、ヤマグチロボット研究所(東京都日野市、山口仁一代表)と共同で、重量物を指1本で安全に運搬できる台車を開発した。2020年3月から販売に乗り出す。駆動輪に加わるトルクを精密計測し、車輪に発生する力と速度を協調制御し、スムーズな移動を実現する。 新製品「がんばっぺ号」には駆動部と制御装置、電源部が一体化したユニット構造の「インテリジェントアシスト駆動ユニット」を搭載。車輪にかかる力を検知し、設定した駆動力で台車が動く。二足歩行ロボット技術を応用した出力軸構造により、台車にかかる力を感知し、精密な出力軸の制御と速度制御、位置制御ができる。出力は200ワット。動作時間は4時間としている。 工場での商品出荷や介護施設、旅客ターミナルでの手荷物運搬などの利用を見込む。駆動ユニットのみの提案も検討し、スポーツ医学分野やリハビリ機器、マテリアルハンドリングなどでの実用化を目指す。駆動ユニットの価格は200万円(消費税抜き)。福島県の補助事業で開発してきた。販売では同県が半額を補助する。 鈴木社長は「まず重量物を取り扱うパワーアシスト装置として提案する。次に付加価値の高い分野への活用とともにコストダウンも進め、福島第一原子力発電所での廃炉作業などにも利用を目指す」としている。

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