鉄道線路をロボットが守る。人海戦術の保線作業を代替

軌陸車の後方部分に搭載した3本のアームを活用して砕石をつき固める

テムザック(福岡県宗像市、高本陽一最高経営責任者〈CEO〉、0940・38・7555)は鉄道保線ロボットを開発した。線路に敷かれた砕石をアームでつき固める。人海戦術での作業を省力化できる。人手不足が進む都市部や専用の保線機械の導入が難しい地方路線などに広げる。 ロボットは軌陸車の荷台部分に載せて、3本のアームを使う。左右のアーム先端にあるジャッキがレールをつかみ約5ミリメートル浮かせる。中央のアームは先端が振動し、枕木周辺のすき間をつき固めてならす。操作は荷台部分に備え付けた操縦席のレバーで行う。5―6人1組で実施する作業はロボットによって3人程度ですむという。 線路に敷く砕石は車両の走行や風雨の影響で劣化するため定期的な保線作業が必要。終電から始発までの時間に限られる作業に人手が欠かせないが作業員の高齢化が進むなど人員の確保が難しくなっている。 都市部の保線作業では専用の大型機械を使う場合もあるが高額で地方路線での導入は難しい。同機械の導入に比べてコストが抑えられるロボットのメリットを生かし、専用機械の作業ではコスト高になる短距離の保線や人員確保が難しい地方路線で普及を目指す。 ロボットは東鉄工業の依頼で開発した。今後は現場での実証で改良を重ね、建機レンタル会社と連携する。

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