日本にやってくる、デンマーク製のVR理科実験とは?

ラブスターが開拓

 デンマークのエドテック企業ラブスター(コペンハーゲン市)は、仮想現実(VR)技術を活用した理科実験シミュレーションコンテンツの日本市場開拓を本格化する。日本語版コンテンツを拡充し、来夏までに60種類を市場投入する。日本の高校、高等専門学校、大学、民間企業を対象に、実験室などの設備コスト削減やカリキュラム内容の拡充に役立てる狙い。STEM(科学、技術、工学、数学)人材の育成ニーズに対応する。  ラブスターが提供する実験シミュレーションコンテンツは、同社開発の理科実験プラットフォームにより、VRヘッドセットに加え、パソコンなどのデバイスを使って体験できる。最新の実験設備が仮想空間で利用できるほか、数週間以上かかるとされる実験内容を30―45分で完結することが可能。動物実験や化学実験といったシミュレーションのほか、減数分裂期における染色体の動きや誘電分極の仕組みなどを可視化することもできる。日本では数種類をすでに提供済みだが、2020年1月までに30種類、6月までにさらに30種類の合計60種類を提供する予定。  販売は主に、日本での代理店であるドラゴンフルーツ(東京都渋谷区)を通じて行う。同社は、10月に通信制高校のクラーク記念国際高等学校の東京キャンパスと大阪梅田キャンパスに導入。さらに3教育機関・団体が導入を検討しているという。今後、需要に応じ日本のオリジナルコンテンツも制作する予定。  ラブスターは、世界で100以上の実験シミュレーションコンテンツを提供。米国のマサチューセッツ工科大学やボストン大学、アリゾナ州立大学のほか英インペリアル・カレッジなど世界の400以上の教育機関に同コンテンツを導入している。デンマークでは同国教育省と提携し、ほとんどの高校で同コンテンツを導入しているという。

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