なぜ横浜港はココアパウダーを圧倒的に輸入しているのか?25年連続1位

ココアパウダーの輸入検査

気温が下がる秋から冬にかけて需要が高まる温かいココア。そのココア飲料に使用されるココアパウダーはアイスクリームやパン、焼き菓子など用途は幅広い。近年、人気の高カカオチョコレートの原料としても使われている。横浜港は物流拠点や品質管理に必要な設備があることなどで、2018年にココアパウダー輸入数量が27年連続で全国1位、輸入額でも25年連続で同1位となった。 同港を管轄する横浜税関によると、18年の輸入数量港別順位は1位が同港で約751万トン、2位が東京港の約457万トン、3位が阪南港の約318万トンとなった。輸入額も1位は横浜港の約26億円。2位が東京港の約16億円、3位が神戸港の約8億円だった。 横浜港で扱うココアパウダーの原産国はマレーシア、オランダ、シンガポールなど9カ国。特に原料のカカオ豆を加工する大手工場があるマレーシアとオランダからの輸入が多く、両国合計で同港輸入数量の88・8%、輸入金額では89・9%を占めている。 同港の輸入シェアは輸入数量と金額ともに00年から毎年40%前後で推移する。定温倉庫があり関東圏の製菓メーカーなどへの輸送が便利であるため、高シェアを維持している。 「ココアは健康に良いという研究報告がある。シニア層を中心に高カカオチョコレートなどの消費が好調と聞く」(調査統計課)という。同税関では国内需要は今後も横ばいもしくは増加傾向で推移するとみている。(横浜)

続きを読む

関連する記事はこちら

特集