名古屋市の行政サービスが先端技術で進化する

NEC・富士通など実証実験始動 

32型の大型ディスプレーを搭載した自律走行型案内ロボット

 名古屋市が進める行政分野での先端技術の実証実験「ハッチ・テクノロジー・ナゴヤ」が動きだした。ロボットや人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)などの活用をテーマに、NECなど4社が実証実験を始めた。NECのほか、富士通とナカシャクリエイテブ(名古屋市天白区)、パーソルプロセス&テクノロジー(東京都江東区)の4社がそれぞれ2020年1月末まで実証実験を行う。  NECは名古屋市庁舎で、32型の大型ディスプレーを搭載した自律走行型案内ロボットを用いて案内業務の一部を代行し、来庁者への円滑な案内を行う。ロボットの販売元であるNECネッツエスアイと協力し、ロボット利用に際しての環境調査や効率的な走行ルートの設計などを行う。  富士通は市営地下鉄栄駅構内にWi―Fi(ワイファイ)パケットセンサーを設置し、人の流れを可視化する。改札やホームなどにワイファイパケットセンサーを6台程度設置。乗降や乗り換えを行う地下鉄利用者が所有するスマートフォンなどの通信機器から発する固有IDのみをリアルタイムにセンサーで収集し、データを匿名化した上で計測する。  センサーごとに収集・計測した固有IDをグラフ化し、人の流動状況を15分ごとに可視化することで、時間帯ごとの人の流れを分析。栄駅構内における時間帯ごとの最適な移動ルートを検証する。  ナカシャクリエイテブは東山動植物園の回遊における最適なルートの案内、パーソルプロセス&テクノロジーは書架誘導ロボを用いて、書架到着時間の短縮に取り組む。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集