シュークリームも掴めるロボット、盛り付け自動でお任せ

HCIが開発した食品工場向け人協働ロボットシステム

 HCI(大阪府泉大津市、奥山剛旭社長、0725・20・6266)は、食品工場向けの人協働ロボットシステムを開発した。安川電機製の多関節ロボットとウレタン素材のロボットハンドを組み合わせた。ロボットとハンドはいずれも洗浄できる。食材を直接つかんで、つぶさずにトレーなどに盛り付けられる。人手不足を背景に自動化需要が高まっている食品工場に提案し、早期の実用化を目指す。  安川電機が開発した6軸多関節の人協働ロボットを採用した。外部から加わる力を検知して自動停止する。毎秒250ミリメートルの速度で動く協働モードでは安全対策用のエリアセンサーが不要。ロボット本体は無塗装で腐食を防ぐ表面処理加工済み。全体を洗浄できる。  ロボットハンドはニッタ製。食品衛生法に対応したウレタン製で内部が空洞になっており、対象物に応じて空気圧力を調整すると爪が閉じて対象物をつかむ。シュークリームやミニトマトなど柔らかいモノや小さいモノもつかめる。  ロボットを取り付けた台車にロボット制御装置を内蔵しており、手で押して移動できる。ロボットシステムの消費税抜きの価格は1500万円程度と見られる。  HCIの奥山社長は、「食品工場は人手に頼る作業が多く他業種に比べてロボット導入が進んでいないが、人手不足を背景に自動化需要は高まっている」という。従来から手がける電線や流通向けに加えて、食品向けのロボットシステムもラインアップに加え、自動化需要を広く取り込みたい考え。

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